心に届く!想いを放つ!とにかく楽しい「音楽療法ライブ」

世田谷区のアプリ児童デイサービス桜丘とアプリ児童デイサービス若林は、特定非営利活動(NPO)法人 心のおしゃべり音楽工房が主催する「障がい児者とその支援者のための音楽療法ライブ支援事業」に参加させていただきました。

この事業は、まだ本物の音楽療法を受けたことのない世田谷区の障がいを持つお子様とその保護者、介護者、施設職員など、さまざまなチャレンジをライブ型の音楽療法で支援しようというものでした。
このお知らせは、実際にこの音楽療法を経験しているお子様のお母様から教えて頂いたもので、私たちも是非、体験してみたいと思い、参加させていただいたところ、とても有意義な機会となりました。

このライブの主役「ゆうたバンド」は、ボーカルのゆうたくん自身にも障がいがあります。打ち合わせの段階で、ゆうたくんは、少し無愛想に見えるかもしれないけれど、ご理解くださいという案内がありましたが、立派にライブを行っていました。
すでに残り1回ですが、最後は2018年3月29日(木)に開催される予定です。

イベントでは、普段まじかで見る機会のめったにない楽器がたくさんありました。
日本音楽療法学会の認定を持った音楽療法士の方が、子どもたちの様子を見ながら、リズムに乗って実際に体験できるよう、楽器を持って会場を回ってくださいました。

演奏曲は、子どもたちに大人気のアニメや映画、流行のドラマのテーマソングなどでした。みんな興味深々で楽器を鳴らしてみたり、リズムを取ったり、踊ったりして本当に楽しそうでした。車いすの子どもたちも大勢参加していましたが、ノリノリで体を動かそうとしている様子も見られました。
途中には、本業がものまね芸人さんという方も登場して、おもしろい体操を一緒に踊れるよう披露してくれ、音楽に合わせて体を動かすこともできました。

心のおしゃべり音楽工房の代表である中井先生のお話しによると、「音楽療法は、子どもたちの情緒を安定させ、感情をコントロールする力を養うことや、コミュニケーション力を培うことに寄与します。年齢が小さいうちから始めることが非常に重要であり、同じことを話しても、音楽療法を受けていると本人の意思伝達の方法に違いが出ます。音楽療法には、それだけの力があります。」ということでした。

会場にいたお母様たちも、子どもたちがうれしそうにしていたので、とても喜んでおられ、一緒に楽しめたようでした。
また、子どもたちが、音楽療法にふれる前と後の表情や機嫌の違いに焦点を当て、観察してみると、表情が「ニコニコ」になった子どもたちがたくさんいたことがわかりました。

今回のイベントで、初めて音楽療法にふれた職員もたくさんおり、このような貴重な機会に恵まれたことに本当に感謝しています。
私たちは、まだまだ見聞きしたことがないものがたくさんあり、幅広い知識と技術を習得するためには、今後も積極的に専門家の方々とのご縁を得つつ、確実に進歩していかなければならないと切実に感じました。

音楽療法がもっと身近になることを願いながら、最後の一回となる3月のイベントにも、多くのみなさまのご参加を期待しております。



TOPへ
Menu