療育プログラム

療育とは

療育は、もともとは肢体不自由児の社会的な自立に向けた支援という概念でした。厚生労働省のガイドラインでは、「発達支援」という言葉で記載されています。
私たちは、厚生労働省のガイドラインに沿って、子どもたちの発達支援をしています。
子どもたちが将来、社会の中で安心して生活を築くことができるよう励まし、寄り添い、見守っていきたいと考えています。

以下:放課後等デイサービスガイドラインより抜粋

「放課後等デイサービスでは、子どもの発達過程や障害種別、障害特性を理解 している者による発達支援を通じて、子どもが他者との信頼関係の形成を経験できることが必要であり、この経験を起点として、友達とともに過ごすことの 心地よさや楽しさを味わうことで、人と関わることへの関心が育ち、コミュニケーションをとることの楽しさを感じることができるように支援する。」

オリジナル療育プログラム
TanQ~探求~

  1. 子どもたちの将来に何ができるのか私たちはひたすら探し求める
  2. 子どもたち自身がこのプログラムを通じて自分自身の理想を探し求める
  3. どのようなことも深く掘り下げて物事の本質を見極めようとする気持ちが芽生えてほしい
  4. 私たちは子どもたちと探求心を持って一緒に未来に向かっていきたい

これらの願いを込めて、私たちは「LST」「学習支援」「運動」の3本柱を基礎に、オリジナル療育プログラム「TanQ-探求-」を実践していくことといたしました。

1.LST(ライフスキルトレーニング)

アプリ×TODAY療育室によるプログラム。日常生活に必ず必要な身辺自立・作業能力・集団参加・コミュニケーション能力・自己統制などの生活スキルに密着したアプローチを行います。

ライフスキルトレーニング

将来、子どもたちが自立した社会生活を送れるように、必要課題や強みを明確にし、できたよカード(通称Dカード)によるトークンエコノミー方式で、子どもたちが自主的にやりたいと思う気持ちを引き出します。
取り組み課題は、子どもひとりひとりに合わせてご家族様とお話ししながら考慮します。児童発達支援管理責任者をはじめ、子どもたちと接する全ての指導員が課題を把握し、できたときもできなかったときもプログラムを通じた関わりの中で一緒に楽しむことを大切にしています。

2.サーキットラーニング(読み書き学習支援)

教育学博士 小池敏英教授の監修による読み書き学習支援プログラム。
学校でも家庭でも学習塾でもない。放課後に集まって、学校も学年も違うお友達と楽しく学べる時間を提供します。
また、時間を短く設定することで、子どもたちが飽きることなく学習できるきっかけづくりをしています。

サーキットラーニング

3.リズムサーキット(運動療育)

パーソナルトレーニングジム yadoT(ヤドット)代表取締役 山田雅則監修
空手道場でたくさんの子どもたちを教える中で、個々のさまざまな体の動き方を見ている経験から、障がいを持つ子どもたちに専門家として効果的なプログラムが考案されています。

リズムサーキット

監修してくださった山田さんに、「リズムサーキット」の中で、いろいろな動きを何パターンも考案されていることの狙いや想いについて、インタビューしました。

山田雅則:「小さい頃から運動していることが、なにより大切なのです。それは、脳の働き、骨の形成や神経伝達に深く関係しています。体の軸を鍛え、バランスをしっかり保ち、肩甲骨と股関節を連動させて、きちんと歩くというもっとも基本的な動作は、私たち大人でも難しいことです。毎日の運動は、子どもたちがこれらを身に付けることを視野に入れて考案しています。

それでも絶対にこうしなければならないという動きはひとつもありません。1つの動きができなくても、次の動きができればいいのです。だからこそ、サーキットのようにいろんなパターンの動きを入れてあるのです。何より大切にしていることは、子どもたちが毎日飽きずに楽しく運動できることなのです。」

私たちの想い

これら3つの柱で構成された療育プログラムは、日常生活のできることを増やして、不便なことを減らしていくことや、読み書きできることで、さまざまな生活シーンでの意味が理解できたり、仕事での指示が判別できたり、また、読み書きというコミュニケーションツールが使えることで、人と関わる方法が増えます。
さらには、運動療育で体力を養うことで、風邪をひいたり、体の調子が悪くなったりすることをできるだけ減らし、毎日の生活を健康に送ることで、明るく笑顔で過ごせます。そして大人になって、健全に働ける習慣を培うこともできます。
子どもたちが将来、成長して自立した生活を送るために、これらはすべて必要な要素となっています。
私たちは、可能な限り先を見て、必要なことを整え、準備していきたいと考えています。

監修してくださった
方々のご紹介

 

教育学博士 
小池敏英

小池敏英研究テーマ
LD児の認知評価と学習支援、重症心身障害児のコミュニケーション支援
著書
LDの子の読み書き支援がわかる本(講談社)
遊び活用型読み書き支援プログラム(図書文化社)
障害の重い子供のコミュニケーション指導-学習習得状況把握表(GSH)の活用(ジアース教育新社)

株式会社マウンテンフィールド 
代表取締役 山田雅則

山田雅則中学生の頃から空手を始め、自身も空手の選手として活躍しつつ、道場支部の指導やスポーツジムでのパーソナルトレーナーも務める。約7年間にわたり子どもたちを指導する中で、さまざまな体の動きを把握していた経験をもとに、障がいを持つ子どもたちへの運動プログラムを考案。
現在、放課後等デイサービスの運営および自身のスポーツジム「yadot(ヤドット)」で、パーソナルトレーナーとして、活躍中。