社員研修 ~千葉エリア~
- 2017年12月04日
- 社内研修
現在、当社は、千葉県内に、放課後等デイサービス6か所、および、就労継続支援B型事業所1か所を運営しております。
千葉県内の事業所間の距離は離れており、社員も数人ずつに分かれて、別々の事業所に配属されているため、なかなか全ての社員が顔を合わせる機会がありませんでした。
そこで、それぞれの事業所で提供するサービスの質を均一に保つため、社員どうしの考え方や価値観を共有したり、お互いの理解を深めたりする場がとても大切だと考え、研修を行っています。
今回の研修の目的は、「お互いを知る」ことと「価値観の共有」です。
研修といえば、場の雰囲気が固くなりがちで、前向きにやる気のある人もいれば、ただの義務感で参加している人もいるかもしれません。
そこで、社員の一人が大学で学んだ知識を提供してくれました。それをフルに生かして、アイスブレイクを用いながら、研修を進めていきました。
誰もが笑顔になれた研修会
結果は、雰囲気も良く、わいわいがやがやとてもにぎやかで充実した時間となりました。
アイスブレイクとは、集まった人を和ませ、コミュニケーションをとりやすい雰囲気を作り、そこに集まった目的の達成に、積極的に関わってもらえるよう働きかける手法のことを言います。
今回は、人の話を「聴く」工夫が盛り込まれた「おもしろ自己紹介」や、言葉以外で意志を伝える大変さを体験できる「ピーチクパーチク」などのプログラムを実践しました。
「おもしろ自己紹介」では、仲間であっても知らない一面や、知っていてもおもしろい発見ができて、一致団結できるチームワークに役立ちました。
「ピーチクパーチク」は、言葉以外で意思を伝えるため、ジェスチャーなどを用いて大きな動きをしなければならないこともあり、恥ずかしがらず実践していくうちに、全員に積極的な雰囲気がうまれていきました。
相手の立場に立つことの学び
これらの手法は、私たちが専門とする“療育”といわれる支援の現場で、もっとも大切にしなければならない基本が盛り込まれており、なおかつ「お互いを知る」という目的を十分に果たすものでした。
普段の仕事では見ることのできない一面を垣間見ることができた事は大きな収穫だったと思います。
障がいを持つ子どもたちを支援する指導員である私たちは、この研修を通して、少しの時間でしたが、『相手の立場に立ってものごとを考える』こと、親身に関わり合っていくことが、どれほど重要なことかに触れる事ができました。
企業理念は、「人を想うこと」
私たちの企業理念である「人を想う」は、相手の立場に立って物事を洞察し、その奥側にあるものを汲み取ったり、気持ちを察したり、相手をよく知らないと実践できないことが多い理念です。
今回の研修プログラムを組むにあたって、知恵を貸してくれた社員は、そんな想いを盛り込んでくれていました。
「人を想う」はシンプルな言葉であるがゆえに、その言葉の意味を考えるだけでなく、言葉に意味を込めていくのも、働く私たち自身の役割であるように思います。
人それぞれであり 人それぞれではない
私たちは、一人ひとりみんな違った価値観を持っています。仲間であるとはいえ、人にはそれぞれの考え方があり、役割もそれぞれです。それでも、一つの目標にチームとして向かっていくためには、互いのコミュニケーションを深め、相手をよく知り、理解し、その上で、同じ企業理念という柱に自分を常に合わせていくことで、全体が一つにまとまっていくことを学びました。
今回の研修では、社員同士で問いを投げかけ、漠然とした想いをしっかり形にして、締めくくることができました。日々の仕事を通して、「お互いを知る」こと「価値観の共有」を今後もより鮮明にし、円滑なチームワークでサービスの向上を目指しながら、今後も邁進していきたいと思います。