
みなさん こんにちは!!
三重県桑名市にあります児童発達支援事業所のアプリキッズ桑名野田です。
今回は、6月におこなった“避難訓練”の様子をお届けします。
傘やカッパ着用と歩行による身体機能の発達
梅雨の時期である6月は、雨の日の療育の内容に『傘をさす練習』『雨の日の歩き方や過ごし方』などを取り入れており、避難訓練も雨の日に実施いたしました。
子どもたちに傘の正しい使い方を伝えて練習するのは、とても難しく時間がかかりましたが、何度か行うことで少しずつ出来るようになってきました。傘を持つとだれでもやってしまいがちな傘を振り回す行為などリスクも高まるので、いろいろな事態を想定しつつ、先生のお手本や絵本の力を借りながら、とにかく楽しく練習することを心掛けました。
また、雨具を身につけて歩くことに関しては、子どもたちにとっては普段と異なる身体の使い方が必要になります。傘をさしたり、カッパを着て動きにくくなる中でバランスを取ったり、濡れた路面を慎重に歩いたりすることで、全身の協調性や平衡感覚も養うことにつながります。
これは、災害時に自身の身を守るための基本的な身体能力を育む上でも貴重な経験となっています。
社会・生活(公共の場でのルールと安全意識の習得)
雨の中を避難する時には、普段よりもまわりの状況に注意を払う必要があります。そして、カッパを着て集団で歩くことは、他の歩行者や交通への配慮、列になって安全に移動することなど、公共の場でのルールを自然と学ぶことにつながります。


わたしたちの学びと思い
わたしたちは、避難訓練を行いながら、災害時にどのように対応していくのかを、しっかり考えることが出来ました。日々の小さな努力で災害時の対応が変わっていきますので、生活動作を練習していくことは、とても大切です。練習で出来ることを1つずつ増やせるように療育内容に力を入れ、子どもたちの「出来た!」を増やしていきたいと思います。
いつ発生するかわからない災害においては、天候を選ぶこともできません。私たちは、雨の日であっても子どもたちが安全に避難できるよう、今回のような実践的な訓練を行うことが非常に重要であると考えています。