視覚的構造化~アプリ北烏山~

みなさま こんにちは! アプリ北烏山です。

アプリ北烏山では“児童に寄り添い心一つに”をモットーに、子ども達が楽しく取り組みながらひとつでも多くの「できた!」を経験できるよう、日々の療育を行っています。

今回は、「視覚的構造化」の取り組み~安心して自信をもって過ごせる手立て~についてご紹介いたします。

一日の見通しをつかむためのツール

子ども達の中には、1日の見通しが立たないことに強い不安を感じたり、言葉での説明だけでは理解しづらく混乱してしまう子がいます。
そんな子ども達にとって、「スケジュールボード」が大活躍します。「スケジュールボード」はTEACCHプログラム(自閉症児とその家族や支援者を包括的に支援するプログラム)の考えに基づいた視覚的構造化の一例で、自分の力で一日の流れを確認することができ、次に何をしたらよいのかを知るためのツールです。これは、大人たちが使う会議の式次第のようなイメージです。
スケジュールボードがあることで、心理的にも安定して自信をもって活動に取り組める効果があります。
子ども達がアプリに来たら、真っ先にこのボードの前に行き、自分でその日の活動や流れを確認している姿もよく見られます。

サプライズカード

さらに、面白い取り組みとして「サプライズカード」を用意しています。
これは、“突然何か不特定な活動が入るかもしれないよ!?”という意味のカードです。
「スケジュール通りにいかない日もある!」そんな何かイレギュラーな出来事も組み込める便利なカードです。

サプライズカード

今ではすっかり定着した「サプライズカード」。急な来談者やいつもと違うセレモニーなどが入る時は“サプラーイズ!”と言ってこのカードを置き、今日は何が起きる日なのかを説明します。
今では子ども達もウキウキした様子で「今日は何のサプライズ?」と聞いてくる程になっています。
災害等の非常時にもパニックにならずに落ち着いて行動できるようになれたり、将来、地域で自立した生活が送れるような適応力の向上につながっていけば良いなと願いながら、活動しています。

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