卒業後を見据えて“就労体験”~アプリ北習志野~
- 2024年05月12日
- 療育
みなさま こんにちは!!千葉県船橋市で活動していますアプリ児童デイサービス北習志野です。
アプリ北習志野は、まもなく開所から5年が経ちます。月日が経過し、開所当時にご利用の大半を占めていた小学校低学年の子ども達は、今では小学校高学年や中学生に成長しました。
そこで、私たちは、放課後等デイサービスを卒業した後の児童の進路についても考えており、今回、当社の就労継続支援B型事業所であるTODAY若松町での“就労体験”を開始しました。
初めてTODAY若松町を訪れたのは2023年の6月でした。就労継続支援B型事業所を訪問するにあたり、子ども達にいくつか注意事項を伝えました。
- 今から行くところは『お仕事をする場所』である
- 訪問したら、先生やご利用されている方にも挨拶をする
- 教えてくれる先生のお話を聞くときは、しっかり目を見て聞く
- 「お仕事をするということは、やりたくない時や、やりたくないような内容でもやらなければいけないこと」という仕事に対する心構え
最初はお出かけ気分だった子ども達も、話を聞くうちに真剣な顔つきになっていきました。
見学当日、TODAY若松町では、2つの作業を体験させていただきました。
1つ目は、敷地内の畑でじゃがいも堀りです。実際に土に触れ、手や顔を真っ黒にしながらたくさんのじゃがいもを掘り起こしました。
2つ目は、スコップで土をかき混ぜて、カブトムシの土を作る作業も体験しました。
畑での作業と違い、同じ場所で同じ作業を長時間繰り返しながら行わなければいけないということが子ども達にとっては少し大変だったようです。
※カブトムシの土作りは、TODAY若松町およびTODAY都町でカブトムシを飼育しているためです。
作業の後にTODAY若松町内の昆虫ショップで見せていただいた大きなカブトムシ
子ども達は、実際の作業を体験したことで、仕事をする楽しさと大変さを同時に実感することができたようでした。
この就労体験は、訪問した児童・保護者のみなさま共にご好評をいただき、その後も継続して行っていくことになりました。
2023年は畑での収穫作業やフリーマーケット出店のお手伝い等で計4回訪問しまた。
2024年は更に、回数を増やして毎月訪問していく予定です。畑の一角をお借りし、植物の種植えから収穫までを通して植物を育てるということ、そして責任をもって働くということを経験していく予定です。
今後は、毎日のアプリ北習志野での活動で、自立に向けて生活動作の取得や向上を目指していくと同時に、こういった活動を通して卒業後も見据えた支援を行っていきたいと思います。