療育事例
私たちの「アプリ」「TODAY」事業所では、お子様の成長段階にあわせて、
本人の意思を尊重しながら「出来た!」へのステップアップを目指しています。
こちらのページでは、発達障害(自閉スペクトラム症など)やADHDなどをお持ちのお子様の、
日常生活における基本的な「手を洗う動作の習得」「トイレトレーニング」「食事改善」などの
療育事例(子供たちの“成長の足跡”)をご紹介しています。
このような事例が、同じ療育に関わる皆様の参考になればうれしく思います。
- 事例は、放課後等デイサービス事業所のアプリ児童デイサービス、TODAY児童デイサービスにて集めたものです。
- 学校や他の放課後等デイサービス、ご家庭との連携で達成していることもあります。
- すべての事例は事前に承諾をいただいた方のみ掲載しております。
- 使用している写真は保護者の承諾をいただいております。
苦手な食べ物を克服しよう!
目標 | 苦手な食べ物を克服しよう!(ご家族様も協力) |
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学齢 | 4歳 |
障害 | 自閉症スペクトラム |

療育ステップ


お弁当に毎回1つだけ苦手なものを入れてもらう(ご家族協力)
食べ物の名前も一緒に覚えていく(興味をもってもらう)
食べたことがないまたは苦手で食べられないものに挑戦してみる
事業所だけでなく自宅に帰っても食べられたことをほめてもらう(ご家族協力)
毎回量を増やしながら、”できる”→”褒める”を繰りかえす
指導員コメント
苦手な物があると「好きじゃないから先に食べる」「これと一緒に食べる」と自分から挑戦しています。事業所でも「すごいね!」と褒められてとても嬉しそうです。ご家族と協力して克服し、苦手はすっかり無くなりました。食べること以外のことにも挑戦する姿勢が増えています。

オムツを卒業する
目標 | オムツを卒業する |
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学齢 | 小学3年生 |
障害 | 自閉症スペクトラム |
療育ステップ


職員の声掛けと誘導で自分でトイレに行きズボンと下着を脱ぐ
便座の上に職員と一緒に両手を繋ぎながら、座る練習をする
職員の声掛けと誘導で、便座に座る練習をする
自分で便座に座り排尿をする事で視覚により認識してもらう
職員の声掛けと誘導で便座から降り、下着、ズボンを履くことを覚える
指導員コメント
毎回しゃがんで座る事ができるようになり、排尿を失敗する回数が減りました。今後も継続支援し、自信を持たせ失敗を確実に減らしていくようにしたいです。

事業所内では布パンツで過ごしましょう
目標 | 事業所内では布パンツで過ごしましょう |
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学齢 | 小学4年生 |
障害 | プラダーウィリー症候群 |
療育ステップ


水分量を意識して摂取し、決められた時間にトイレ誘導を行う
トイレ誘導時にマカトンサインを一緒に行い習慣化していく
事業所内で布パンツで過ごす機会を作り、定期的にトイレ誘導する
自分で便座に座り排事業所内で布パンツで過ごし、トイレサインがあったらトイレに行く
指導員コメント
学校からは「布パンツはまだ早い」と言われていましたが、事業所で布パンツを使用し始めて、半年かからずに職員の手を引いてトイレ前まで行く「クレーン」や鎖骨の下を叩く、「マカトンサイン」を自分から行い失敗なく過ごせるようになりました。

事業所で飲食が出来るようになる
目標 | 事業所内では布パンツで過ごしましょう |
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学齢 | 中学一年生 |
障害 | 知的障害 |

療育ステップ


食事の時間の間、席に着く(手順書にて示す)
食事の時間の間席に着き、スプーンを持つ(持参の鞄から出して提供)
個別環境で食事を試みる(職員と1対1の環境)
個別環境で食事を試みストローに口をつける練習をする(家から持参)
職員同伴で好きな飲食物を買いに行き、事業所にて提供する
指導員コメント
達成までに長い時間を要しましたが、根気よく向き合う事で達成する事が出来ました。今は自分から手に取って選び、食べる前に「アイス~♪」等の発言もあります。様々な食べ物で飲食がおこなえるように継続しています。
