放課後等デイと児童発達支援の違い&選び方【プログラム・支援内容・費用比較】

こんにちは。児童発達支援・放課後等デイサービス「アプリTODAY」です。
放課後等デイサービスと児童発達支援の違いが分からず、どちらを選べば良いのか迷っていませんか?
本記事では両サービスを①対象年齢②プログラム③料金と実費④送迎範囲・開所時間の4軸で徹底比較。最後に選び方チェックリストを掲載していますので、ご家庭の優先度付けにご活用ください。

目次

サービスの位置づけと対象年齢

児童福祉法に基づく「障害児通所支援」のうち、未就学児向けが児童発達支援(児発)、小1~高3向けが放課後等デイサービス(放デイ)です(厚生労働省 児童福祉法第6条)。

項目児童発達支援放課後等デイサービス
対象年齢0歳~就学前小1~高3(6~18歳)
利用時間帯平日午前/午後の二部制平日放課後・長期休暇終日
主な目的基礎発達・就学準備学習・社会性・自立支援
所管法令児童福祉法第6条の2児童福祉法第6条の2

プログラム内容と専門職配置

児童発達支援

未就学児の感覚統合あそび・言語訓練・身辺自立が中心。作業療法士(OT)・言語聴覚士(ST)・保育士がチーム支援を行います。

放課後等デイサービス

学齢児の学習支援・運動療育・SSTが柱。教員免許保持者や公認心理師、理学療法士(PT)が配置されることが増えています。

料金と実費の違い【費用早見表】

基本利用料は両サービス共通で1割負担+世帯上限(0/4,600/9,300/37,200円)。実費は児発より放デイの方が高くなる傾向です。

実費項目児発目安放デイ目安
教材費月500~1,500円月1,000~3,000円
給食・おやつ1食200~400円1食300~600円
外出交通費特になし1回1,000~3,000円

自治体助成の具体例

お住まいの地域によって、教材費や食費、送迎費用などの一部が助成される場合があります。
ここでは一部の自治体の例をご紹介します。

自治体助成内容上限額
港区教材費補助月2,000円
世田谷区休日昼食費補助1食300円
千葉市送迎超過補助月3,000円

制度は毎年度改定されるため、最新情報は各自治体サイトで確認してください。

家計負担を抑えるテクニック

  1. きょうだい合算上限で自己負担を一本化
  2. 医療費控除+福祉サービス実費を合算し確定申告
  3. 高額医療・高額介護合算制度で払い戻し

送迎範囲・開所時間の比較

  • 児童発達支援:保護者送迎が基本。午前・午後の二部制。
  • 放課後デイサービス:学校・自宅送迎が標準。平日13:30–17:30、長期休暇9:30–16:30が一般的。

送迎チェックリスト

  • 片道距離と乗車時間(目安30分以内)
  • 坂道・階段、リフト車両の有無
  • 早帰り授業・振替時の迎え対応

選び方チェックリスト

児発はこんな方におすすめ

  • 発達課題への適合度
    感覚統合や言語に課題がある
  • 専門職在籍
    専門職(作業療法士・言語聴覚士)から支援を受けたい
  • 利用時間帯
    午前や午後に通いたい
  • 送迎範囲
    保護者の送迎が可能
  • 実費負担
    費用を抑えたい

放デイはこんな方におすすめ

  • 発達課題への適合度
    学習やSSTを重視したい
  • 専門職在籍
    教員や心理士のサポートがほしい
  • 利用時間帯
    放課後や休日に利用したい
  • 送迎範囲
    学校まで迎えに来てほしい
  • 実費負担
    中~高めの費用でもOK

よくある質問Q&A

児発と放デイを同時利用できる?

併用不可。未就学児は児発、就学後は放デイに切り替え。

受給者証は共通?

1枚で両サービス利用可。支給量は別枠記載。

夏休みだけ放デイ利用可能?

可能。支給量不足なら変更申請で増量を。

まとめ

児童発達支援は「未就学児の基礎発達を土台づくりする場」、放課後等デイサービスは「学齢期の学習・社会性を伸ばす場」というふうに、役割が明確に分かれています。どちらも基本料金の計算方法(1割負担+世帯上限)は同じですが、教材費や外出費などの実費は放デイのほうが高くなりやすいため、自治体の助成制度を必ず確認しましょう。見学に行くときは、プログラム内容・配置されている専門職・送迎範囲・実費負担の4項目を比較し、ご家庭の優先順位を整理しておくと「思っていた支援と違った」というミスマッチを防げます。

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