本物のCDを使ったセット作業~エープラスみずほ台~

みなさん こんにちは‼ 埼玉県で活動していますAプラスみずほ台です。
Aプラスは中高生を中心に、学校卒業後の生活支援に特化した療育を行っている施設です。学習・余暇活動・おやつの他に「チラシの折り込み」「カードの仕分け」「タオルたたみ」など、作業練習プログラムを15分から20分程実施しています。
作業の時は、「静かに行う」「困った事がある時は手を挙げて職員へ伝える」等、ルールを設けて、実際の作業所と同じような環境作りも重視しつつ実施しています。

今回紹介させて頂くのは“CDの作業”についてです。
デモンストレーション作業として、イラストをラミネートしたものにマジックテープを付け、それを取り付ける練習を数か月間行いました。

そののち、本物のCD・ケース・ジャケットを使用して作業に入りました。
4名1組のグループに分かれ、一人約5セットを作っていきます。CDの裏面に触れないように持ちながらケースに入れ、ジャケットの向きを合わせ、折れないようにしながら小さな隙間に入れ、完成したものを箱に詰めて完成です。

本物のCDを使ったセット作業

実際に作業を始めると、本物の歌手やアイドルのCDという事に大興奮するとともに、壊れやすいことから緊張しながら取り組んでいました。ケースやCDをそっと手に取る姿からその慎重さが伝わってきます。
いくつかある作業の中でもCDの作業は、反応の良さや集中できる時間の長さから、子どもたちにとってやりがいがあることも実感しています。
 
本物のCDをつかうことについて、事前の職員会議では扱う品物のもろさが不安点として上がりました。それでも、デモンストレーションや他の作業が丁寧に行えている様子から実施を決定し、作業所でしか味わえない本物の“商品”を取り扱う中で、良い緊張感を持ちつつ手指の適切な使い方の習得と集中力の強化に繋がっていると思います。
今後は取り扱う枚数や種類を増やし、試行錯誤しながら子どもたちの更なる能力向上を目指してまいります!


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